ご挨拶

第24回動脈硬化教育フォーラム　会長
順天堂大学大学院医学研究科　臨床病態検査医学
医療科学部　臨床検査学科
教授　三井田　孝

第24回動脈硬化教育フォーラムを2024年1月28日（日）に開催させていただきます。本フォーラムは、動脈硬化性疾患の予防や診療に従事している医師、管理栄養士、臨床検査技師、薬剤師、看護師などさまざまな領域のメディカルスタッフが、動脈硬化研究の知識を整理し、診療に役立つ情報を効率よく得ることができる絶好の機会です。会場は御茶ノ水駅のすぐ隣で、地下鉄の駅にも直結しており交通の便が大変良いところにあります。是非、多くの皆様に参加していただきたいと思います。

フォーラムのテーマは、『すこやかな血管、はずむ健康』にしました。動脈硬化性疾患は、長い時間をかけてゆっくりと進行します。動脈硬化性疾患の予防のためには、危険因子の重要性を理解し、適切に介入していくことが求められます。また、医療現場では、疾患発症後の進展予防も重要な課題です。これらを実践するには、多職種からなるメディカルスタッフが、お互いに協力しながら患者管理をしていかなければなりません。様々な視点から、10の教育講演や2つの特別企画でこれらの話題を取り上げます。

フォーラムを担当する順天堂大学は、医学とスポーツ科学を柱とした健康総合大学です。そこで、「アスリートの健康管理（現役および引退後）」という特別企画を計画しました。パネリストには、二大会連続してオリンピックで金メダルを獲得した谷本歩実さん（JOC理事）、女子100ｍおよび200mの日本記録保持者である福島千里さん（順天堂大学スポーツ健康科学部　特任助教）にも加わっていただきます。選手、コーチ、医師、栄養士の視点から、アスリートの健康についてディスカッションしたいと思います。特別企画２では、「HDLにおける最近の話題」について取り上げます。さらに、スポンサードセミナー、ランチョンセミナー、コーヒーブレイクセミナーを準備しています。医学倫理教育セミナー、循環器病予防療養指導士セミナー、管理栄養士セミナー（オンデマンド配信）では、資格更新のための単位が取得できます。市民公開講座では、「筋肉は裏切らない」という言葉で知られている谷本道哉先生（順天堂大学スポーツ健康科学部准教授）も講師の一人としてお話いただきます。

参加される皆様にとって、本フォーラムが動脈硬化性疾患を楽しく学ぶ機会になることを心より願っております。